最短で1時間以内に生鮮食品を配達。90%がリピート化の驚異的サービス「instacart」

instacart

米国サンフランシスコに本社を持つInstacart(インスタカート)。生鮮食品の当日配送サービスで依頼すると最短で1時間以内に配達。創業後わずか3週間で数万点もの注文が入ったことで話題。1度利用した人は、90%がリピーターになる。

現在、日本にはまだ上陸していないサービス。

 

具体的なサービスは、パソコン用のWebサイトや携帯電話(iPhone・Android)アプリから商品を注文できるサービスとなっており、商品は、提携スーパーで取り扱っている商品の中から選び、注文後は最短で1時間以内に配達員が配達をするという今までありそうで無かったサービス。

 

Web技術を使った最新のサービスではあるが、実は買い物代行なのである。

ユーザーから注文を受けると訓練されたShopper(スタッフ)がスーパーに行き買い物を行い、注文した商品をお客の家に届けるというシンプルなサービスで、現在の提携スーパーはSafeway(セイフウェイ/米国で第二位のスーパーマーケット。)、Whole Foods Market(ホールフーズマーケット/食料品スーパー主に自然派、オーガニック、ベジタリアン、比較的高級食材の分類とされる傾向がある。)、Costco(コウストコ/日本でも利用者が増加している会員制の倉庫型スーパー、大容量の商品を低価格で販売。)の3店舗となっている。
 

ユーザーは一般消費者で、買い物に時間をかけたくないビジネスマンや家事の手間を省くサービスを利用する主婦や買い物に行くことが困難な高齢者などで、利用者の90 %がリピターとなっている。

 

収益は、どんなところかを見てみると、配送料金は1時間以内が$5.99(約600円程度)、2時間以上であれば$3.99(約400円程度)、当初は、店舗販売価格にサービス提供者の利ざやが数パーセント上乗せした商品が、現在は店舗と同じ値段で販売されている商品もある為、利ざや商品とメーカーサイドのコミッションのどちらかで収益が生まれる仕組みが考えられる。

 

Instacart(インスタカート)が市場に受け入れられた理由は、シンプルで使いやすいアプリケーションの開発とデリバリーに専念した為、自社のデリバリーシステムを持たない店舗にも受け入れ安いサービスであったことと、ユーザー側の視点では、悪天候のときや忙しくて買い物に行くことが困難なときもInstacart(インスタカート)で注文すればスーパーに行く手間が省け、尚且つ配達料金も手頃な値段であったことやスーパーレジが混み過ぎで食品の買い物が嫌いな人達や便利なサービスを直ぐに試す層に受け入れられ、利用者が急増、そのほとんどがリピーターになることで話題になり、Shopperと呼ぶスタッフを訓練し雇用を促進していることも忘れてはならない。在庫や店舗を持たず、アプリケーションシステムと生鮮食品を届けるデリバリーシステムは、店舗側は一切アプリケーションシステムに関わる必要が無く、面倒な管理に関わる必要がないのに、デリバリーシステムを店舗に取り入れ、利用するユーザーを獲得している。アプリケーションシステムとオンライン販売システム持たない店舗もオンライン販売のメリットのみを利用することができる画期的な仕組みが店舗側には受け入れられ、ユーザー側にも最短一時間以内で商品を届けるという便利なサービスが受け入れられたポイントといえるだろう。

 

類似したサービスは、買い物代行などがあるが、アプリケーションの開発と運営システムが買い物代行の実態を変えた良い例ではないだろうか、日本市場に持ち込んだ場合は、どんなやり方が望ましいか米国で受け入れられたポイントを見ながら考えてみると、『デリバリーサービスを持たない店舗』と『日常的に利用者が多い商品』であることや『アプリケーションを消費者に使いやすくしたサービス』など、ビジネス成功のヒントを多く読み取ることができる。日本でも使いやすいアプリケーションと日常的なことに役立つことを上手にコラボできれば、Instacart(インスタカート)の様に話題性のあるスタートアップとなるだろう。

 

Instacart(インスタカート)のスタートアップをモデルとし日本で展開すると、相性の良い業種は、なんだろうか、例えば、忙しいサラリーマン世帯が多く住む都市なら『食品と日用品』のデリバリーサービスは一定数には間違いなく喜ばれるだろう。その他、日常的なことを売りにしているサービスであれば、アプリケーションの開発で利用者が広がる時代が到来している。家事代行などのサービスも携帯電話(iPhone・Android)アプリから商品を注文できるサービスとなれば、利用者はもっと増える。米国のスタートアップから、わかるように使いやすいアプリケーションの開発がビジネスやサービスを成功させる大切ポイントであること、また、便利なアプリケーションを消費者と上手く繋げることができれば市場に受け入れられ、いち早く消費者と結ばれた商品(アプリケーション)は市場展開することをInstacart(インスタカート)は教えてくれた。

 

(リサーチャーの評価)

・成長性☆☆☆☆☆

・収益性☆☆☆☆

・今後の発展可能性☆☆☆☆☆

・日本市場での展開可能性☆☆☆☆☆

・話題性☆☆☆☆☆