残らないことが価値を生む。「snapchats」

snapchats

米国でティーンエーイジャーを中心に話題となったアプリ、snapchat(スナップチャット)。

snapchat(スナップチャット)は、10秒以内の指定時間で消滅してしまう写真やムービーを友達に送ることができるSNSアプリで、米国スタンフォード大学の在学生が創始者。

 

ユーザーは、米国のティーンエイジャーが中心で13歳から25歳。正式な数字は非公開だがBisiness Insiderによると一日に4億枚以上の写真がsnapchat(スナップチャット)でシェアされており、Facebookの3.5億を超える数字。ユーザーは中高生が多く70%近くが女性。

 

どのように利益が生まれているのかは、明確になっていないが、従来のアプリ同様『企業広告』でマネタイズを確立しようとする動きが見られ、2015年に入ってから新機能discovereという機能が新たに加わり、新感覚のコマーシャルが流れるようになり、マネタイズに力を入れている様子がわかる。

また、お金に関する話題で、Facebookから30億ドル、Googleから40億ドルの買収を断ったという話もある。

 

市場に受け入れられた理由は、米国のティーンエイジャーが大好きなクールでかっこいい感覚がsnapchat(スナップチャット)からは、伝わってくる。若者特有の遊び心とsnapchat(スナップチャット)は、上手に繋がったことで、いっきに展開した。

また、自分達と同世代の創業者は、ティーンエイジャー達にとって、クールな存在となったに違いない、反骨精神にも共感が生まれたことも想像できるが、snapchat(スナップチャット)の一番の魅力は、10秒以内に記録が消滅することだろう。『見てほしいいけど保存は困る(やだ)。』だから、10秒以内に消滅するsnapchat(スナップチャット)の機能は、ティーンエイジャーの遊び心を見事にとらえた。しかし、米国や日本を含むアジアでも類似サービスは、ヒットどころか苦戦を強いられている姿が目立つ。

 

Facebookが2012年からスタートしたPokeは類似機能でsnapchat(スナップチャット)に対抗したようだが、snapchat(スナップチャット)の様な人気や高まり方は見せず、snapchat(スナップチャット)対抗することは難しかった様子。

日本ではsnapchat(スナップチャット)に類似した、winkerが立ち上がり、LINEのように使えて一回見たら消える動画や写真を簡単に送れるといったアプリが登場した。日本では本家のsnapchat(スナップチャット)は、徐々に存在感を出してきたが、しかし、類似したアプリは、どれも苦戦をしている。

 

日本市場では、消滅するアプリはどんな方法なら上手に展開する可能性があるか、snapchat(スナップチャット)の特徴とサクセスストーリを参考に見てみる。

すると、『ティーンエイジャー』・『遊び心』・『クール(かっこいい)』というキーワードが見えてくる。特に米国のティーンエイジャーは『クール』に反応するようだ、FacebookのマークザッカーパークやAppleのスティーブジョブスのような反骨精神とカリスマ性を兼ね備えた自分達と同世代の創業者をクールだと捉え、クールな創業者とクールな商品といったコンビが度々話題になっている。日本の企業家はあまり意識していないが、この『クール』に欠けた商品は、類似した機能でも若者が反応しないのは、日本でも米国でも同じかもしれない。『クール』は重要なキーワードかもしれない。

 

日本市場に持ち込むのなら、FacebookやLINEなどと『コラボ』できる機能やサービスとして、これから消滅系機能は展開するだろう。

また、『アプリケーションを開発できるエンジニア』と『クールな感覚を持つ反骨精神を持ったカリスマ性のある若者』がコラボして日本人が日本の和のテイストを生かして開発した消滅系アプリが、世界を変えて行くのも見てみたい気がする。snapchat(スナップチャット)からインスピレーションを受けて生まれた和の消滅系アプリが日本や世界で展開する日も近い気がします。

 

(リサーチャー評価)

・成長性☆☆☆☆☆

・収益性

・発展可能性☆☆☆☆☆

・日本での類似サービス展開可能性☆☆☆

・話題性☆☆☆☆☆